音楽制作を始めるときに、最初に悩む機材のひとつが「オーディオインターフェース」です。
「パソコンだけじゃだめなの?」「安いのと高いのって何が違うの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
オーディオインターフェースは、
マイクやギター、シンセサイザーなどの楽器をパソコンに取り込んだり、
逆にパソコンで作った音をスピーカーやヘッドホンで高音質に再生するために必要な機材です。
最近ではリーズナブルな価格でも高品質な製品が増えており、
初心者の方でも安心して使えるモデルがたくさん登場しています。
この記事では、
初心者が最初に選ぶべきオーディオインターフェースのポイントと、
おすすめモデルを5つ厳選してご紹介します。
自宅で気軽に音楽制作を始めたい方も、
「最初の1台選び」で失敗したくない方も、
ぜひ参考にしてみてください!
オーディオインターフェースとは?
オーディオインターフェースの役割
オーディオインターフェースは、
マイクやギター、シンセサイザーなどのアナログ音声信号を、デジタル信号に変換してパソコンに取り込む機材です。
また、パソコン内で作成・編集した音楽データを、
スピーカーやヘッドホンで高音質にモニタリングするためにも重要な役割を果たします。
たとえば、
- 歌の録音(ボーカル録音)
- ギターやベースの録音
- ソフトシンセやDAWの音声モニタリング
など、音楽制作において必要不可欠な作業は、
オーディオインターフェースがあって初めて快適に行えます。
もしオーディオインターフェースがなければ、
パソコン内蔵のサウンドカードでは音質が悪かったり、
レイテンシー(音の遅れ)が発生して、録音や演奏に大きなストレスを感じることになります。
なぜ音楽制作に必要なのか?
オーディオインターフェースを導入する最大の理由は、
高音質な録音と再生環境を手に入れることにあります。
特に音楽制作では、
- 微妙な音のニュアンスをキャッチできること
- モニター音と録音音がズレない(低レイテンシー)こと
- ノイズが少なくクリアな音で録音できること
これらが非常に重要です。
また、オーディオインターフェースによっては、
マイクプリアンプ(マイク音を高音質に増幅する機能)や、
MIDI端子(シンセや電子ドラムと接続する端子)を搭載しているモデルもあり、
より幅広い音楽制作スタイルに対応できます。
つまり、
オーディオインターフェースは単なる「音の入口」ではなく、あなたの音楽制作を支える心臓部とも言える存在です。
初心者が選ぶポイント
入力端子と出力端子の種類
オーディオインターフェースには、
マイクや楽器を接続するための「入力端子」と、
スピーカーやヘッドホンを接続するための「出力端子」が搭載されています。
初心者向けモデルでは、
✅ マイク端子(XLR端子)が1~2個
✅ 楽器用端子(フォーン端子)が1~2個
✅ スピーカー出力端子(ラインアウト)が2個
✅ ヘッドホン出力端子が1個
くらいが標準的です。
「一人で歌や楽器を録音するなら、入力2つ以上あれば十分」
これを目安に選ぶと間違いありません。
音質と対応スペック
オーディオインターフェースの音質は、
「サンプリングレート」や「ビット深度」というスペックで表されます。
初心者向けでは、
✅ 24bit / 48kHz
このスペックに対応していれば、十分高音質な録音・再生が可能です。
また、マイク録音に重要な「マイクプリアンプの品質」も、
最近のモデルはエントリークラスでもかなり高くなっています。
接続方式(USBかThunderboltか)
ほとんどの初心者向けオーディオインターフェースは、
USB接続に対応しています。
パソコンとUSBケーブル1本で簡単に接続でき、
WindowsでもMacでもすぐ使える点がメリットです。
一部、高級モデルではThunderbolt接続もありますが、
初心者のうちはUSB接続モデルで全く問題ありません。
価格帯の目安
初心者が最初に購入するオーディオインターフェースは、
だいたい2万円~3万円前後を目安にするのがおすすめです。
✅ 安すぎるモデル(1万円以下)は、音質や耐久性に不安が残ることも
✅ 高すぎるモデル(5万円以上)は、最初のうちは機能を持て余しやすい
2万〜3万クラスの定番モデルなら、
必要な機能と高音質をしっかり両立できます。
【初心者におすすめのオーディオインターフェース5選】
Focusrite Scarlett 2i2(第4世代)

Focusrite Scarlett 2i2は、
世界中で最も売れているオーディオインターフェースのひとつです。
第4世代になり、さらに音質と操作性が向上。
24bit/192kHz対応で、プロの現場でも十分使えるクオリティを持ちながら、
価格はエントリークラスをキープしています。
✅ マイクプリの音質が非常にクリア
✅ USBバスパワー駆動で簡単接続
✅ 入力2系統、出力2系統でボーカル録音や弾き語りに最適
初心者が最初の1台に選んでも絶対に後悔しない、鉄板モデルです。
Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen) 2in 2out オーディオインターフェース フォーカスライト 【 新宿PePe店 】
Steinberg UR22C

Steinberg UR22Cは、
Cubaseで有名なSteinbergが手がける高コスパモデルです。
特徴は、
24bit/192kHz対応の高音質設計と、USB 3.0接続による超低レイテンシー性能。
さらに購入すると「Cubase AI」というDAWソフトのライセンスも付属してくるので、
これから音楽制作を始めたい初心者にとって非常に嬉しいポイントです。
✅ マイクプリ「D-PRE」が温かみのある音質
✅ MIDI端子搭載でシンセや電子ドラム接続もできる
✅ 頑丈な金属ボディで耐久性も抜群
steinberg UR22C USBタイプC 搭載 スタインバーグ
MOTU M2

MOTU M2は、
エントリークラスながらプロフェッショナルレベルの音質を実現した驚異のモデルです。
特に「ESS Sabre32 Ultra DAC」を搭載しており、
ヘッドホン出力の音質が他のエントリー機種とは一線を画します。
✅ 24bit/192kHz対応、超低レイテンシー
✅ 見やすいカラーメーター搭載
✅ Windows・Mac両対応、ドライバも安定性抜群
音にとことんこだわりたい初心者には、間違いなくおすすめできる1台です。
MOTU M2 2in2out オーディオインターフェイス マークオブザユニコーン
Audient iD4

Audient iD4は、
イギリスの老舗メーカーAudientが手がけたコンパクト&高音質なオーディオインターフェースです。
特に、
プロフェッショナルスタジオにも採用されるAudientのマイクプリを搭載している点が大きな特徴。
✅ 本格派スタジオ品質のマイクプリ搭載
✅ シンプルな操作性
✅ 持ち運びにも最適なコンパクトボディ
コンパクトながら、音質には一切妥協したくない人にピッタリです。
audient iD4mkII【DTM】【オーディオインターフェイス】
PreSonus Studio 24c

PreSonus Studio 24cは、
DAWソフト「Studio One」を開発するPreSonusが手がけた、
初心者向けに最適なオーディオインターフェースです。
高音質設計でありながら、コストパフォーマンスも非常に高く、
さらに「Studio One Artist版」がバンドルされるため、すぐに音楽制作を始めることができます。
✅ ハイクオリティなXMAX-Lマイクプリアンプ搭載
✅ USB-C接続で安定&高速
✅ DAW付属で初心者にも安心
コスト重視だけど、機能も品質も妥協したくない!という人におすすめのモデルです。
PreSonus Studio 24c オーディオインターフェイス 2ch入出力 USB-Cバスパワー プレソナス
まとめ
音楽制作を始めるときに、オーディオインターフェース選びで迷うのは当然のことです。
たくさんの製品がある中で、どれを選べばいいか悩んでしまうのは、
それだけ「音作り」を大切に思っている証拠だと思います。
今回ご紹介した5つのオーディオインターフェースは、
どれも初心者でも安心して使えるクオリティと、
これから長く音楽制作を続けるための性能を持っています。
【ざっくりまとめ表】
こんな人におすすめ | モデル名 |
---|---|
迷ったら鉄板を選びたい | Focusrite Scarlett 2i2 |
Cubaseユーザー・MIDIも使いたい | Steinberg UR22C |
とにかく高音質で選びたい | MOTU M2 |
コンパクトで持ち運びたい | Audient iD4 |
コスパ重視・すぐDAWも使いたい | PreSonus Studio 24c |
もし、どれにしようか最後まで迷ったら…
最初の1台には「Focusrite Scarlett 2i2(第4世代)」をおすすめします!
音質・使いやすさ・価格のバランスが非常に良く、
多くのプロ・アマチュアからも長年愛されている名機です。
ぜひ、あなたにぴったりのオーディオインターフェースを見つけて、
最高の音楽制作ライフをスタートさせてください!
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