DTM初心者向け|コンプレッサーの使い方と種類・おすすめ比較!
DTMを始めたばかりの方にとって、「コンプレッサー」は必ず通る道。でも、何をするものなのか分かりにくかったり、種類が多すぎて混乱したりすることも多いですよね。
この記事では、初心者でも理解しやすいように、
- コンプレッサーの基本的な役割
- 各タイプの違い(光学・チューブなど)
- 実際におすすめのプラグイン
を、シンプルにわかりやすくまとめました!

コンプレッサーって何?
音の「圧縮」ってどういうこと?
コンプレッサーは、音の大きさ(ダイナミクス)を整えるためのエフェクトです。大きすぎる音を抑え、小さすぎる音を持ち上げて、全体を聴きやすく、まとまりのある音に仕上げてくれます。
初心者がまず覚えるべき3つのパラメータ
- Threshold:どの音量から圧縮を始めるか
- Ratio:どれくらい圧縮するか
- Gain(Make-up Gain):下がった音を持ち上げる
実はたくさんある!コンプレッサーの種類と特徴
「コンプ」とひとことで言っても、実はタイプによって音のキャラクターや反応の仕方が全然違うんです。
1. 光学コンプレッサー(Optical)
- 音の反応が滑らかで自然
- ボーカルやベースに向いている
- 温かみがあってナチュラルなかかり方
例:Waves CLA-2A
2. チューブコンプレッサー(Tube / Vari-Mu)
- 真空管による柔らかくて太い音
- ゆったりとしたかかり方で、アナログ感が強い
- マスタリングやボーカルに最適
例:UAD Fairchild、Waves PuigChild 670
3. VCAコンプレッサー
- スピードが速くて正確、万能型
- ドラムやバスコンプによく使われる
- 硬めで現代的な音質
例:SSL G Bus Compressor、dbx 160
4. FETコンプレッサー
- アタックが速く、パンチがある
- ロックやメタルのドラム・ボーカルに最適
- 迫力のあるサウンドが特徴
例:1176系(Waves CLA-76など)
おすすめプラグイン3選(初心者向け)
1. Waves CLA-2A(光学コンプ/有料)
初心者にもやさしいシンプル操作。自然なかかり方で、ボーカルやベースをふんわりまとめてくれます。
※現在リンク準備中です(アフィリ登録後に追記予定)
2. TDR Kotelnikov(VCA系/無料)
プロも愛用する、透明感のあるVCA系コンプ。無料とは思えないクオリティで、初心者にも扱いやすい。
3. FabFilter Pro-C2(多機能型/有料)
8種類のコンプレッションスタイルを切り替え可能で、GUIも視覚的。中上級者まで長く使える万能コンプ。
※現在リンク準備中です(アフィリ登録後に追記予定)
自分に合ったコンプの選び方
目的 | タイプ | おすすめ |
---|---|---|
ボーカルを自然にまとめたい | 光学コンプ | CLA-2A |
パンチのあるドラムを作りたい | FETコンプ | CLA-76など |
マスタリングや全体の整えに | VCA / Tube | Kotelnikov、Fairchild系 |
いろいろ試してみたい | 多機能系 | Pro-C2 |
まとめ
- コンプレッサーは音の「整え役」
- 初心者は Threshold / Ratio / Gain の3つだけ意識すればOK
- 種類によって音のキャラが変わる。使い分けられると一歩先へ!
- まずは無料の TDR Kotelnikov から試してみるのがオススメ!
次回予告
次の記事では、「コンプとEQの違い」について、初心者にもわかりやすく解説していきます!
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